イベント詳細
概要
子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」
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オーロラひめは、100年のねむりにつきました。すてきなおうじさまにであうために・・・・
3大クラシック・バレエのひとつ「ねむれる森の美女」を初めてバレエを鑑賞する子どもたちとその家族のためにお届けします。
通常3時間かかる内容を1時間40分に凝縮し、あらすじなどを解説する<ストーリーテラー>が登場して物語が展開されます。
クラシック・バレエってなんだか敷居が高いと思っているあなた!
事前の知識はご無用。どんな方にも楽しめる素敵なひとときを家族と共にお過ごしください。
今後の活躍が期待される若手ダンサーの演技にどうぞご期待ください!
- 公演日時
- 2013年8月25日(日)15:00開演
- 会場
- 大ホール (座席表はこちら)
- 出演者
- 東京バレエ団
オーロラ姫:吉川 留衣(よしかわ るい)
デジレ王子:梅澤 紘貴(うめざわ ひろき) - 演目
- チャイコフスキー:ねむれる森の美女
- 料金
- 大人4,500円 子ども(中学生以下)2,000円
※4歳未満の入場はご遠慮ください。 - セット券
- 夏休みを楽しもう!
「夏の特別セット券」 250組限定発売!
7月15日(月・祝)「音楽の絵本」+8月25日(日)「ねむれる森の美女」
●大人 合計 7,000円 → 6,000円
●子ども 合計 2,500円 → 2,000円 - お問い合わせ
- 江戸川区総合文化センター
(9:00~21:30)
TEL:03-3652-1106
- 吉川留衣 Rui Yoshikawa
-
埼玉県出身。5歳からバレエを始める。2000年3月から2年間、オーストラリア・ナショナル・シアター・バレエ学校に留学。卒業公演で『ジゼル』『シンデレラ』の主役を務めた。02年、東京バレエ団に入団。翌年『ギリシャの踊り』で初舞台を踏む。バランスがよく柔らかな身体を活かした、キュートで洗練された踊りが魅力。
04年の海外公演で『ギリシャの踊り』パ・ド・セットに選ばれ、続いて『パキータ』ソリスト、『くるみ割り人形』花のワルツのソリストを踊った。05年は『スプリング・アンド・フォール』『シンフォニー・イン・D』、『眠れる森の美女』オーロラの友人、『ドン・ジョヴァンニ』のシルフィードを踊った。06年はマラーホフ版『眠れる森の美女』子猫、『バレエ・インペリアル』ソリストを踊った。07年はキリアンの『ステッピング・ストーンズ』に選ばれた。08年は第23次海外公演で『舞楽』、9月『ジゼル』のパ・ド・ユイットを初めて踊った。09年、マラーホフ版『眠れる森の美女』でフロリナ姫を初めて、マカロワ版『ラ・バヤデール』バレエ団初演で影の王国第2ヴァリエーションなどを踊ったほか、『くるみ割り人形』フランスを踊った。10年『ラ・シルフィード』3人のシルフィード、〈マニュエル・ルグリの新しき世界〉『ホワイト・シャドウ』世界初演に出演、続いて『シルヴィア』バレエ団初演でオリオンの女官、シルヴィアのお付き、『ザ・カブキ』遊女を初めて演じた。『オネーギン』バレエ団初演、続く〈マラーホフの贈り物〉で『仮面舞踏会』“四季”に出演し、『ドン・キホーテ』3人のドリアード、『ジゼル』パ・ド・ユイット、ドゥ・ウィリ、〈奇跡の響演〉『春の祭典』4人の若い娘を踊っている。また『M』オレンジを初めて踊った。11年『ダンス・イン・ザ・ミラー』バレエ団初演に出演したほか、『白鳥の湖』パ・ド・トロワ、〈マニュエル・ルグリの新しき世界Ⅱ〉『ビフォア・ナイト・フォール』第2楽章、『ジゼル』ドゥ・ウィリを踊った。12年、ディヌ・タマズラカルと『薔薇の精』を踊り、新制作“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”フロリナ王女、シンデレラを踊った。パリ・オペラ座ガルニエ宮での『ザ・カブキ』で遊女を演じたほか、『ドン・キホーテ』でキトリの友人などを踊った。
13年1月、“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”でオーロラ姫を初めて踊った。続く全国縦断公演では『ドン・ジョヴァンニ』シルフィード、『テーマとヴァリエーション』ソリストを踊り、3月NHKバレエの饗宴2013『春の祭典』で4人の若い娘を踊っている。
このほか、『レ・シルフィード』『火の鳥』『中国の不思議な役人』『時節の色』『真夏の夜の夢』『エチュード』『牧神の午後』『ペトルーシュカ』(フォーキン振付)、『月に寄せる七つの俳句』『タムタム』『鳥』『カルメン』、ベジャール振付『くるみ割り人形』などに出演。

- 梅澤紘貴 Hiroki Umezawa
-
東京都練馬区出身。5歳よりバレエを始める。2005年、東京バレエ学校を経て東京バレエ団に入団、同年アロンソ振付『カルメン』で初舞台を踏む。ノーブルな雰囲気を持ち、爽やかでシャープな踊りが魅力。作品に真摯に取り組み、成長を続けている。
05年『ギリシャの踊り』『春の祭典』『ボレロ』に出演し、06年、マラーホフ版『眠れる森の美女』カラボスのお付き、ポロネーズなどを踊った。また、〈ベジャール=ディアギレフ〉でベジャール振付『ペトルーシュカ』、第22次海外公演で『火の鳥』、第11回世界バレエフェスティバルの特別プロ『ドン・キホーテ』でセギディーリャを踊り、続く『ドナウの娘』バレエ団初演に出演。またベジャール振付『くるみ割り人形』でボーイスカウト、クリスマス・ツリー、花のワルツなどを踊る。07年『白鳥の湖』でマズルカ、『ラ・シルフィード』で青年たちを踊り、〈ニジンスキー伝説〉でフォーキン振付『ペトルーシュカ』に出演している。08年には第23次海外公演で『舞楽』などに出演し、『ドン・キホーテ』で闘牛士、『ジゼル』でパ・ド・ユイットを初めて踊り、続く『ザ・カブキ』で現代の勘平を初めて演じた。09年〈ベジャール・ガラ〉でベジャール振付『ペトルーシュカ』で4人の男、マカロワ版『ラ・バヤデール』バレエ団初演で6人の苦行僧、『くるみ割り人形』でねずみの王様、花のワルツのソリストを初めて踊った。10年〈マニュエル・ルグリの新しき世界〉『ホワイト・シャドウ』世界初演に出演し、『シルヴィア』バレエ団初演でイアセイオンに抜擢された。続いて『オネーギン』バレエ団初演に出演し、〈奇跡の響演〉『ペトルーシュカ』4人の男、『M』円舞曲を踊った。11年『ダンス・イン・ザ・ミラー』バレエ団初演に出演し、『ボレロ』で第2ソリストを初めて踊った。12年、新制作“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”で青い鳥、フォーチュン王子、4人の王子を踊った。パリ・オペラ座ガルニエ宮での『ザ・カブキ』で現代の勘平を演じ、〈横浜ベイサイドバレエ〉で『ギリシャの踊り』二人の若者を初めて踊った。続いて、『くるみ割り人形』でピエロ、ロシアなどを踊ったほか、ベジャール振付『くるみ割り人形』で猫のフェリックスに抜擢された。
13年1月、“子どものためのバレエ『ねむれる森の美女』”で青い鳥、フォーチュン王子、4人の王子を再び踊った。続く全国縦断公演では『火の鳥』パルチザン、『ギリシャの踊り』パ・ド・ドゥ、二人の若者、『テーマとヴァリエーション』ソリスト、『スプリング・アンド・フォール』を踊っている。
このほか、『バレエ・インペリアル』『シンフォニー・イン・D』『時節の色』『中国の不思議な役人』『エチュード』『白の組曲』などに出演。

- 子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」主役のインタビュー公開!
-
8月25日(日)『子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」』がいよいよ開催されます。
「公演前に姫と王子の意気込みを教えてほしい!」(by.文化センタースタッフ)
そこで会いにいってきました!東京バレエ団の若手スターの素顔にせまる、超貴重インタビュー。
(イベントガイド8-9月号のインタビュー記事に一部追加してお届けします)
オーロラ姫:吉川留衣(よしかわるい)さん
デジレ王子:梅澤紘貴(うめざわひろき)さん
【場所:東京、目黒区 東京バレエ団の応接室にて】
6月終わりの梅雨の真っ只中のある日。東京バレエ団に到着すると、お二人はまだ練習中。
先週までの大きな公演が終わり、いよいよ「ねむれる森の美女」の練習が始まったそう。
練習を終えて私服に着替えたお二人が、「お待たせしました~」と颯爽と部屋に入ってこられました。
待ちに待った王子と姫の登場。初々しい!あたりがパッと輝くようです。

- さて、まずは今回の『子どものためのバレエ「ねむれる森の美女」』についてお聞きしたいと思います。
-
―タイトルに”子どものための”とついていますが、通常のバレエとはどう違うのでしょうか?
吉:はい、通常バレエでは物語を身体で表現しますが、今回はあらすじや身振りの意味をやさしく解説してくれる進行役が出てきますよ。
梅:”カタラビュット”という王様のお付き役で、セリフのけいこもしているんです。
★カタラビュットとは?
「ねむれる森の美女」に登場する王様のお付き役(執事)の役名。
通常のバレエではありえない”セリフを話す”役なので、演技と発声練習の両方が必須。
「カタラビュットのようなセリフのある役をやってみたいですか?」と梅澤さんに聞いたところ、
「イヤイヤ~、難しそうですね~!踊っているだけの方がいいです!」と即答!
―吉川さんは以前にもオーロラ姫を演じられていますね。客席はどんな雰囲気ですか?
吉:最初、カタラビュットが客席に話かける時は、お子さんたちはとても元気にお返事をしてくれます。でも、物語がはじまると客席がシーンとなって集中してくれているんだなとわかります。
―主役を演じるのはどんな気分でしょう?
緊張もしますが、最高の舞台を観てほしいという思いから、オーロラ姫になりきって踊りきります。
バレエの世界ってこんなにも楽しいって思ってもらえたら、うれしいですね。
★オーロラ姫(吉川さん)よりオススメのポイント!
2013年1月、ゆうぽうとホールでも主役のオーロラ姫を演じた吉川さん。
「子ども向けの公演ですが、子どもの集中力はすごい。舞台で踊る自分に視線が集まる時の空気感は、大人の公演と変わらないですよ」。
また、「ぜひ舞台美術にも注目して」とのこと。今回、舞台美術を担当したのは、子どもに人気の児童書「わかったさん」シリーズの挿絵画家、永井郁子さんによるもの。ファンタジックな色彩が見る人をおとぎの世界に連れていきます。「本当に素敵なんです」、と吉川さん。
―梅澤さんは今回はじめての王子役ですね。意気込みを教えてください。
梅:古典バレエの王子の気品とはどういうものなんだろう、と日々考えています。立ち振る舞いや表情など。手の動きひとつとっても、出し方ひとつで変わると思うんですよね。(実際に手の振りを見せながら)
吉:自分らしい王子をつくりあげられるといいですね。(梅澤さんに向かってニッコリと)
梅:そうですね。今までとは違った”自分だけの”王子像を表現してみたいです。
★”西洋のノーブルな王子を演じたい”と語る梅澤さん
「西洋の王子さまって、普段の生活で周りにいないじゃないですか。だからどうやって伝えるか本当に難しい」と悩める王子、梅澤さん。
そんな王子を「大丈夫ですよ~」と優しく励ます姫、吉川さん。
ほかの公演でも何度もペアを組んでいるお二人。いつもこうやって話し合いながら役を作りあげていっているのでしょうね!

- バレエダンサーとしての生活を教えてください。
-
―バレエをはじめたきっかけはなんですか?
吉:覚えてないくらい小さい頃から踊るのが好きだったそうです。それで母がバレエ教室に連れて行ったと聞いています。
梅:ぼくも覚えていないな・・・(昔を思い出すように)姉が習っていたので、一緒に練習について行って「やりたい」って言ったらしいんですが。
―お二人とも記憶がない頃からバレエの世界にいらっしゃるんですね。バレエダンサーの生活はやはり普通の人とは違うのでしょうか?
吉:体調管理には気をつけています。
―甘いお菓子も食べるんですか?
吉:食べますよ~。好きな人も結構いますよ(笑)。きちんとした食事とのバランスが大事だと思います。
梅:特に男性ダンサーの場合はきちんと食べないと筋肉がつかないですから。あ、男性ダンサーの意見はいらないでしょうか?(遠慮がちに)
―いえいえ、男性のご意見も聞きたいです!
吉:梅澤くんは筋トレもしてるから、入団した頃よりずいぶんたくましくなったよね~。
梅:身体づくりは大切ですから・・・(照れた感じで)
★ちなみに、「みなさんで食事などにも行ったりするのでしょうか?」という質問には「練習のあとはなかなか行く暇もないです」とのこと。忙しいんですね~!
―バレエをやっていてよかったことを教えてください。
梅:厳しいレッスンの積み重ねで日々身体が変わり、難しいテクニックができた瞬間。やったな、って思いますね。
吉:私は小さい頃から続けてきたバレエで夢が叶った(バレリーナになれた)時。ほんとにうれしかったです。
梅:あと、物語で色々な役ができること!日常ではなかなか出来ない体験ですからね。
吉:そうそう!お姫さまや王子さまになることもね。(二人そろってうなずく)
★最近は現代バレエの役をやってとても面白かったと語る梅澤さん。古典バレエとは、役作りが全く違うんだとか。また、吉川さんはもっと色々な役に挑戦したいそう。若きスターのこれからの姿。想像するだけで楽しみです!
「信頼していますよ」とお互いの顔をのぞきこみながら言い合うお二人。王子と姫の息は今からぴったり。
知的な美しさと優しさを合わせもつ吉川さんと、漆黒の眼ざしでどんな質問にも真剣に答えてくださった梅澤さん。
スターのオーラにドキドキしっぱなしだった文化センタースタッフでした。
8月25日(日)の公演が今から楽しみです!
ありがとうございました!