イベント詳細
概要
フレッシュ名曲コンサート
藤岡幸夫×東京都交響楽団
【終了しました】
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BSジャパン『エンター・ザ・ミュージック』の司会でもおなじみの藤岡幸夫と、昨年、創設50周年の欧州ツアーを成功させ、勢いを増す東京都交響楽団がクラシックの名曲をお届けします。2014年東京音楽コンクール弦楽部門1位の坪井夏美のヴァイオリンも必聴です。
公演当日は14:00~、大ホール前のブースにて当日券を販売いたします。
- 公演日時
- 2016年10月10日(月・祝)15:00開演(14:30開場)
- 会場
- 大ホール (座席表はこちら)
- 出演者
- 指揮 藤岡幸夫
ヴァイオリン 坪井夏美(2014年 第12回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞)
管弦楽 東京都交響楽団 - 曲目
- チャイコフスキー ヴァイオリン協奏曲 ニ長調 Op.35
ベートーヴェン 交響曲第6番 ヘ長調 Op.68「田園」 - 料金
- 全席指定 S席3,800円 A席2,500円 学生券(A席)1,000円(税込)
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※学生券は、26歳未満で学生の方が対象です(公演当日に学生証をお持ちください)。
※車椅子席・介助者席は、江戸川区総合文化センター窓口、電話のみの販売です。 - チケット発売日
- サポーターズ・クラブ先行発売日 2016年4月9日(土)
江戸川区民先行発売 2016年4月16日(土)
一般発売日 2016年4月23日(土) - チケットのお取り扱い
- <サポーターズ・クラブ先行発売日 2016年4月9日(土)>
<一般発売日 2016年4月23日(土)>
9:00~ 江戸川区総合文化センター 窓口
10:00~ 江戸川区総合文化センター 電話 03-3652-1106
江戸川区総合文化センター ホームページ※購入には事前の登録が必要です。
<江戸川区民先行発売日 2016年4月16日(土)>
9:00~ 江戸川区総合文化センター 窓口
10:00~ 江戸川区総合文化センター 電話 03-3652-1106
※江戸川区在住・在勤・在学の方に限ります。お申込みの際にご住所・勤務先等を確認させていただきます。
※江戸川区民先行発売はホームページでの受付は行いません。
<プレイガイド一般発売日:2016年4月23日(土)10:00 ~>
イープラス:http://eplus.jp
チケットぴあ:http://t.pia.jp/ 0570-02-9999(Pコード:294-659)
ローソンチケット:http://l-tike.com/ 0570-084-003(Lコード:35574)
都響ガイド:http://www.tmso.or.jp/ 03-3822-0727(平日10:00~18:00)
東京文化会館チケットサービス:http://www.t-bunka.jp/ 03-5685-0650(10:00~19:00)休館日除く
カンフェティチケットセンター:http://confetti-web.com/ 0120-240-540(平日10:00~18:00)
※プレイガイドによる先行発売は、各プレイガイドのホームページをご覧ください。 - 主催
- 江戸川区/江戸川区総合文化センター指定管理者サントリーパブリシティサービスグループ/
公益財団法人東京都歴史文化財団(東京文化会館) - 企画協力
- 東京オーケストラ事業協同組合
- お問い合わせ
- 江戸川区総合文化センター TEL:03-3652-1106(9:00~21:30)

- 藤岡幸夫(ふじおかさちお)
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慶応義塾大学、英国王立ノーザン音楽大学指揮科卒業。「サー・チャールズ・グローヴス記念奨学賞」を特例で受賞。1994年「プロムス」にBBCフィルを指揮してデビュー。以降数多くの海外オーケストラに客演。2006年スペイン国立オヴィエド歌劇場ブリテン「ねじの回転」でスペインにオペラ・デビュー。その年の同劇場新演出作品のベスト・パフォーマンス・オブ・ザ・イヤーに輝き、2009年にR.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」で再び大成功を収めた。マンチェスター室内管弦楽団、日本フィルを経て、現在関西フィル首席指揮者。毎年40公演以上を共演し2016年で17シーズン目を迎える関西フィルとの一体感溢れる演奏は、常に聴衆を魅了し高い評価を得ている。テレビ、ラジオへの出演にも広く活躍。BSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」(毎週月曜23:00~)の指揮・司会として関西フィルと共に出演中。
公式ファンサイト

- 坪井夏美(つぼいなつみ)
- 1993年米国ニューヨーク州生まれ。東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て、同大学修士課程1年に在籍。2015年マイケル・ヒル国際ヴァイオリンコンクール第4位(日本人初の入賞)をはじめ、第12回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞、第81回日本音楽コンクール第3位、IMA奨励賞を受賞。ミュージックアカデミーin みやざき2012・2013・2014にて優秀賞を受賞し、宮崎国際音楽祭「新星たちのコンサート」に出演、2014年からはオーケストラメンバーとして参加。小澤国際室内楽アカデミー奥志賀2015に参加。これまでに読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団等と共演。江副記念財団第44回奨学生、ロームミュージックファンデーション2015年度奨学生、東京藝術大学学内にて安宅賞を受賞。これまでにヴァイオリンを故Lydia Mordkovitch、Mateja Marinkovic、清水涼子、神谷美千子、Pierre Amoyal、漆原朝子、原田幸一郎の各氏、室内楽を川崎和憲、大関博明、川本嘉子、市坪俊彦、松原勝也の各氏に師事。

- 東京都交響楽団
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東京オリンピックの記念文化事業として1965年東京都が設立(略称:都響)。現在、大野和士が音楽監督、小泉和裕が終身名誉指揮者、エリアフ・インバルが桂冠指揮者、ヤクブ・フルシャが首席客演指揮者を務める。定期演奏会などを中心に、小中学生への音楽鑑賞教室(約60回/年)、青少年への音楽普及プログラム、多摩・島しょ地域での訪問演奏、ハンディキャップを持つ方のための「ふれあいコンサート」や福祉施設での出張演奏など、多彩な活動を展開。《首都東京の音楽大使》として、これまで欧米やアジアで公演を成功させ、国際的な評価を得ている。2015年11月にはベルリン・ウィーンなど5ヶ国6 都市をめぐるヨーロッパツアー(指揮:音楽監督・大野和士)を行い、各地で熱烈な喝采を浴びた。受賞歴に、「京都音楽賞大賞」(第6回)、インバル指揮「ショスタコーヴィチ:交響曲第4番」でレコード・アカデミー賞〈交響曲部門〉(第50回)、「インバル=都響新・マーラー・ツィクルス」での〈特別部門:特別賞〉(第53回)など。
公式ウェブサイト

- 坪井夏美さん(ヴァイオリニスト)のインタビュー
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10月10日(月・祝)「フレッシュ名曲コンサート」にソリストで出演されるヴァイオリニストの坪井夏美さん。
会場となる大ホールにてヴァイオリンの試奏をして、本番のイメージを感じられた坪井さんにお話を伺いました。
--今日ご覧いただいた大ホールの印象はいかがですか。
音が弾きやすい感じに広がってくれる感覚がありました。横にも奥にも広すぎないのに1,500席も並んでいるのが凄いですね。ちょうどいい広さなのかもしれません。中規模のホールで弾いている時に感じるお客様との距離の近さと、大きいホールの音の飛び方を兼ね備えている感じがして、ますます本番が楽しみになりました。
--今回演奏されるチャイコフスキーの「ヴァイオリン協奏曲」について、初めてステージで演奏したのは、中学3年生の時とお聞きしました。今回は2回目とのこと。どのようなお気持ちですか?
当時は、オーケストラとの初めて演奏が、ヴァイオリニストなら絶対弾いておきたいチャイコフスキーというのもあって。
“憧れ”みたいなものが強かったですね。でも、今思うと、自分の演奏に必死でオーケストラとの会話を楽しむ余裕はありませんでした。
その後しばらく演奏する機会に巡り合わなかったので、今回、機会を頂けてとても嬉しいです。
--どのような演奏をされたいですか?
甘くて濃厚な感じと、オーケストラの重厚さを合わせると楽しさや面白さがどんどん増していきます。
今回は、オーケストラと会話しながらアンサンブルを楽しみたいと思っています。
ロシアの雄大な自然のイメージ、そのエネルギーに負けないような、情熱的なチャイコフスキーのヴァイオリン協奏曲を演奏したいと思っています。
--ヴァイオリンを始めたきっかけを教えてください。
母が習い事の一環として、3歳のときにヴァイオリン教室に見学に連れて行ってくれたのがきっかけです。
他にも多分ピアノとかバレエとか見に行っていたのですが、その中で私がヴァイオリンをやりたいと言ったようです。先生も優しくて大好きでした。いずれ父の海外転勤がある事も分かっていたようなので、英語が話せなくても何か特技があれば臆することなく
コミュニケートできるのでは、と考えたようです。持ち運びのできる楽器の方が続けやすいとすすめてくれたのもありました。
--海外(イギリス)にいた当時のことを何か覚えていますか。
当時、オイストラフの愛弟子でいらした英国王立音楽院Lydia Mordkovich教授に教えていただいてました。
先生とはいろいろな偶然が重なって出会えたのですが、その先生が非常に期待してくださって、音楽と無縁だった両親を
説得してくださったのです。そこから私のヴァイオリンが趣味ではなくなりはじめたのかなあと思っています。
でも、英国では日本ほど幼い頃から子供達が頑張って練習をする風潮はありませんでした。
先生もヴァイオリンだけを練習していてはダメよ、とおっしゃる先生で、私は現地校に通っていたこともあり、
友達の家に泊まりに行ったり、週末ごとに友達の誕生日会に参加したり、公園で遊んだり、本当にのびのびと楽しく過ごしていました。
-音楽を続けていくことの楽しさについて、どんな風に感じていますか。
小さい頃は練習をして弾ける曲が増えるのが単純に楽しかったのですが、高校生大学生になると、
単純に演奏するというより、どのように表現出来るかというところに、気持ちが変わっていきます。
以前気づけなかった表現の仕方に気づけた瞬間は、自分が成長していることを実感できて、とても楽しいです。
あとは、ヴァイオリンを通して出会えた人がたくさんいることは、大きな財産です。東京音楽コンクールで入賞してから、
オーケストラや室内楽などでいろいろな方々と共演させて頂く機会が増えました。演奏の場が増えるのももちろん嬉しいですが、
演奏後にお客様とお会いして喜んでいただけたことを実感できたり、温かいお言葉をいただけることがとても励みになりますね。
--逆に苦労はありますか?
苦労とは少し違いますが、中学入学当初、学校で部活に入らなかったのは私だけという寂しさは少しありました。
でもヴァイオリンを通じて多くの友人とも知り合いました。夏の講習会とかで会うんですよ。
2週間ぐらいレッスンを受けながら、合間に遊んだりして。年に数回ですが、同じ道を志す仲間がいることは励みになりましたし、
続けていく活力になりました。
高校時代はなかなかコンクールで思うような結果が得られなくて、将来について迷った時期でもありました。
芸大(東京藝術大学)に入って、その年の日本音楽コンクールで3位をいただけたことで、やっと自分に少し自信がもてました。
あの時は「絶対に後で自分に言い訳をしない」、と心に決めて、出来る限りの努力をしました。
あそこで入賞出来たことが、自分の中では大きなターニングポイントでした。
その後国際音楽コンクールを2つ受けていて、両方とも入賞は出来なかったのですが、そこで他の方の演奏を聞いたことが
非常に勉強になりました。それを踏まえて東京音楽コンクールを受けたことが、優勝という良い結果に繋がったのではと思っています。
お陰様で昨年は、ニュージーランドで開催されたマイケルヒル国際ヴァイオリンコンクールで第4位に入賞することができました。
ここ数年は、“今が一番楽しい”と思えることが続いているので、すごく幸せだと感じています。
--プライベートなお話も少し。音楽以外のもので、最近凝っているものはありますか。
昔からの趣味で言うと読書です。怖い話でなければ何でも!ハリーポッターやナルニア国物語等のファンタジーは
昔から結構好きでした。あと最近ハマったのは、歴史小説と言うのでしょうか、『ローマ人の物語』です。全44巻あるので、
まだ途中なのですが、とても読み応えがあります。その影響もあって、今読みたいなって思っているのは司馬遼太郎さんです。
スポーツものも好きですね。『DIVE』とか『風が強く吹いている』とか。主人公を自分に重ね合わせて、頑張ろうって励ましています。
他に趣味といえば、簡単なアクセサリー作りです。単純作業をすると無心になれるので、編みものとかも好きです。
それから、歌うことも好きで合唱に参加したこともあります。お腹の底から声をだすとスッキリします。
--将来はどう言う演奏家になっていきたいですか。
海外留学を視野に入れながら、しばらくは海外コンクールへの挑戦を続けたいと思っています。
コンクールは結果を得るだけでなく、自分の演奏をいろいろな方に聴いていただける場であると今は考えています。
さらに技術を磨きながら、表現の幅を広げて、人の心に響く自分の音色をもつ演奏家になりたいと思っています。
また、私の演奏を聴いてくださった方の印象に残るような演奏ができるよう精進していきたいと思っています。