東京藝術大学、同大学院独唱専攻修了。高丈二氏に師事。文化庁オペラ研修所修了後、ミラノとミュンヘンに留学。プラシド・ドミンゴ世界オペラコンクールをはじめ、多数の国際コンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ「後宮からの逃走」でアメリカ・デビュー以来、ワシントン・ナショナル・オペラ、ロサンジェルス・オペラにおいて「リゴレット」「ホフマン物語」「こうもり」等に出演し成功をおさめる。アシュケナージ、小澤征爾、チョン・ミョンフン等の著名指揮者やウィーン・フィルのメンバー、ミュンヘン・フィル、ゲヴァントハウス・バッハ・オーケストラ等国内外の主要オーケストラと共演を重ねる。古典から現代まで幅広いレパートリーを誇り、コロラトゥーラの類稀な技術、透明感のある美声と深い音楽性は各方面から絶賛され、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」第2部のメインテーマを歌うなど、まさしく日本を代表するオペラ歌手として常に注目を集めている。近年の主な活動としては、07年、ドレスデン国立歌劇場に『ばらの騎士』のゾフィー役でデビューを飾り、同歌劇場日本公演において再演、続いて同歌劇場室内管弦楽団の日本公演ソリストに迎えられ、いずれも高い評価を得る。08年、P.ヤルヴィ指揮フランクフルト放響、ドレスデン聖十字架合唱団日本公演、09年、新国立劇場「ポッペアの戴冠」、エディンバラ音楽祭「リナルド」、2010年イタリア・トリノ王立歌劇場「ラ・ボエーム」イタリアおよび日本公演に出演し、2012年ワシントンでリサイタルを成功させるなど国際的な評価を高めた。最新CD「日本の歌~花は咲く~」(エイベックス・クラシックス)をリリース。ワシントン・アワード、出光音楽賞、ホテルオークラ賞、安宅賞受賞。
1994年東京藝術大学音楽学部楽理科卒業、97年同大学大学院(音楽学専攻)修了。
在学中に安宅賞受賞。
2000年よりライナー・ホフマン教授によるドイツ歌曲講習会を度々受講する。
ピアノを川口恒子、渡辺健二、高出紘子の諸氏に、また、音楽学を船山隆、本田脩の各氏に師事。
声楽の伴奏者としては演奏家から常に深く信頼され、これまで著名な歌手と数多く共演を重ねる。二期会イタリア歌曲研究会ピアニスト。