作曲家・ピアニスト。東京芸術大学作曲科首席卒業、同大学大学院修了。2005年「スロヴァキアン・ラプソディ~サクソフォンとオーケストラのための~」はスロヴァキア・フィル東京サントリーホール公演で初演、2009年ブラチスラヴァで再演、世界的サックス奏者須川展也のCDにも収録(金聖響指揮、東京交響楽団)。2006年オペラ「ヤマタノオロチ」、神奈川フィルハーモニー管弦楽団の委嘱作品「刻の里標石(ときのマイルストーン)」、2012年≪福島復興・復活オペラプロジェクト≫作品「白虎」(第11回佐川吉男音楽賞受賞)、2013年管弦楽曲「Legends in the Sky」、2014年連作歌曲「二本の木」、2015年「地球をつつむ歌声」(2015年NHK全国学校音楽コンクール小学校の部課題曲)はじめ、作品はオペラ、管弦楽、声楽、合唱曲など幅広く、作品に新しい息吹を吹き込む創意あふれる編曲にも定評がある。NHK-FM等での作品の放送終了後、リスナーからの問い合わせが多数寄せられるなど、いわゆる「現代音楽」とは全く異なる視点で書かれた、美しく斬新な抒情性に満ちた作品は、多くの愛好者を持ち、次代を担う作曲家として注目を集めている。須川展也、村治佳織、宮本益光はじめ多くのソリストに楽曲提供をしており、共演ピアニストとしても評価が高い。独自の視点、切り口で企画する公演や講座などのプロデュース力にも注目を集めている。2016年4月より、NHK-FMの新番組「鍵盤のつばさ」を担当。
1993年米国ニューヨーク州生まれ。東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て、同大学修士課程1年に在籍。2015年マイケル・ヒル国際ヴァイオリンコンクール第4位(日本人初の入賞)をはじめ、第12回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞、第81回日本音楽コンクール第3位、IMA奨励賞を受賞。ミュージックアカデミーin みやざき2012・2013・2014にて優秀賞を受賞し、宮崎国際音楽祭「新星たちのコンサート」に出演、2014年からはオーケストラメンバーとして参加。小澤国際室内楽アカデミー奥志賀2015に参加。これまでに読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団等と共演。江副記念財団第44回奨学生、ロームミュージックファンデーション2015年度奨学生、東京藝術大学学内にて安宅賞を受賞。これまでにヴァイオリンを故Lydia Mordkovitch、Mateja Marinkovic、清水涼子、神谷美千子、Pierre Amoyal、漆原朝子、原田幸一郎の各氏、室内楽を川崎和憲、大関博明、川本嘉子、市坪俊彦、松原勝也の各氏に師事。