慶応義塾大学、英国王立ノーザン音楽大学指揮科卒業。「サー・チャールズ・グローヴス記念奨学賞」を特例で受賞。1994年「プロムス」にBBCフィルを指揮してデビュー。以降数多くの海外オーケストラに客演。2006年スペイン国立オヴィエド歌劇場ブリテン「ねじの回転」でスペインにオペラ・デビュー。その年の同劇場新演出作品のベスト・パフォーマンス・オブ・ザ・イヤーに輝き、2009年にR.シュトラウス「ナクソス島のアリアドネ」で再び大成功を収めた。マンチェスター室内管弦楽団、日本フィルを経て、現在関西フィル首席指揮者。毎年40公演以上を共演し2016年で17シーズン目を迎える関西フィルとの一体感溢れる演奏は、常に聴衆を魅了し高い評価を得ている。テレビ、ラジオへの出演にも広く活躍。BSジャパン「エンター・ザ・ミュージック」(毎週月曜23:00~)の指揮・司会として関西フィルと共に出演中。
1993年米国ニューヨーク州生まれ。東京藝術大学附属音楽高等学校、東京藝術大学を経て、同大学修士課程1年に在籍。2015年マイケル・ヒル国際ヴァイオリンコンクール第4位(日本人初の入賞)をはじめ、第12回東京音楽コンクール弦楽部門第1位及び聴衆賞、第81回日本音楽コンクール第3位、IMA奨励賞を受賞。ミュージックアカデミーin みやざき2012・2013・2014にて優秀賞を受賞し、宮崎国際音楽祭「新星たちのコンサート」に出演、2014年からはオーケストラメンバーとして参加。小澤国際室内楽アカデミー奥志賀2015に参加。これまでに読売日本交響楽団、新日本フィルハーモニー交響楽団、日本センチュリー交響楽団等と共演。江副記念財団第44回奨学生、ロームミュージックファンデーション2015年度奨学生、東京藝術大学学内にて安宅賞を受賞。これまでにヴァイオリンを故Lydia Mordkovitch、Mateja Marinkovic、清水涼子、神谷美千子、Pierre Amoyal、漆原朝子、原田幸一郎の各氏、室内楽を川崎和憲、大関博明、川本嘉子、市坪俊彦、松原勝也の各氏に師事。
東京オリンピックの記念文化事業として1965年東京都が設立(略称:都響)。現在、大野和士が音楽監督、小泉和裕が終身名誉指揮者、エリアフ・インバルが桂冠指揮者、ヤクブ・フルシャが首席客演指揮者を務める。定期演奏会などを中心に、小中学生への音楽鑑賞教室(約60回/年)、青少年への音楽普及プログラム、多摩・島しょ地域での訪問演奏、ハンディキャップを持つ方のための「ふれあいコンサート」や福祉施設での出張演奏など、多彩な活動を展開。《首都東京の音楽大使》として、これまで欧米やアジアで公演を成功させ、国際的な評価を得ている。2015年11月にはベルリン・ウィーンなど5ヶ国6 都市をめぐるヨーロッパツアー(指揮:音楽監督・大野和士)を行い、各地で熱烈な喝采を浴びた。受賞歴に、「京都音楽賞大賞」(第6回)、インバル指揮「ショスタコーヴィチ:交響曲第4番」でレコード・アカデミー賞〈交響曲部門〉(第50回)、「インバル=都響新・マーラー・ツィクルス」での〈特別部門:特別賞〉(第53回)など。