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花山院弘匡

かさんのいん ひろただ / 春日大社 宮司

佐賀県生まれ。國學院大學卒業。奈良県立高校教諭を勤め、平成20年に宮司に就任。
花山院家は、関白藤原師実の二男、家忠を祖として11世紀末に創立。第33代目当主。
現在、神社本庁評議員、奈良県教育委員、奈良国立博物館評議員なども務める。

南都楽所

なんとがくそ

奈良時代に天平文化の華『雅楽』が盛んにおこなわれ、平安時代一条天皇のころ狛光高(舞楽と雅楽の奉行)によって「南都楽所」がまとめられる。その後、奈良の社寺の祭典・法会に奉仕し続け連綿と継承されてきたが、明治3年(1870年)の雅楽局(現・宮内庁式部職楽部)の創立により「南都楽所」が廃止され、南都の楽人も上京し、その伶人となった。しかし、一部の楽家が奈良にとどまり、春日大社やその他の社寺に奉仕をすると共に、後進の指導とその保存に努めてきた。昭和7年(1932年)春日大社を中心に雅楽や田楽、細男などの古楽を保存伝承するために「春日神社古楽保存会」が発足し、昭和43年に雅楽部門を独立させ、「社団法人南都楽所」が結成される。以来、重要無形民俗文化財「春日若宮おん祭」を活動の主軸に国内のみならず、アジアや欧米各国でも精力的に公演活動を続ける。平成25年4月に「公益社団法人南都楽所」に移行した。

春日舞楽について

飛鳥・白鳳から奈良時代にかけて、インド・東南アジアからシルクロードを経て中国や古代朝鮮半島の新羅・百済・高麗などのアジア各地から伝えられ我が国において大成され、のちに日本でつくられたものも含む音楽・舞踊の総称が「雅楽(ががく)」である。天平文化の華として奈良時代に盛んに行われたことは、東大寺大仏開眼供養会(天平勝宝4年=752年=4月9日)の記録や正倉院に保存されている楽器・楽面などの遺品によってもうかがえる。
舞楽開花の地である奈良は、大和の年中行事の最後を飾る『春日若宮おん祭』をはじめ春日大社・南都七大寺などの社寺の雅楽奉仕によって今日まで伝えられ、無形文化財として「公益社団法人南都(なんと)楽所(がくそ)」がこの春日舞楽の伝統を継承している。

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