東京藝術大学、同大学院独唱専攻、文化庁オペラ研修所修了。ミラノとミュンヘンに留学し、P.ドミンゴ世界オペラコンクール「オペラリア」等多数の国内外のコンクールに上位入賞を果たす。ワシントン・ナショナル・オペラ《後宮からの逃走》でアメリカ・デビュー。その後、ルイージ指揮ドレスデン国立歌劇場《ばらの騎士》、エディンバラ音楽祭《リナルド》、ノセダ指揮トリノ王立歌劇場《ラ・ボエーム》に出演し、国際的な評価を得る。
2015年佐渡裕プロデュース・オペラ《椿姫》、2017年鈴木優人プロデュースBCJ歌劇《ポッペアの戴冠》でタイトルロールを好演。2020年のBCJ歌劇《リナルド》のアルミレーナは各紙で絶賛される。コンサートではアシュケナージ、テミルカーノフ、インバル、小澤征爾、パーヴォ・ヤルヴィ等の著名指揮者やNHK交響楽団、フランクフルト放響等の内外の主要オーケストラ、ドレスデン聖十字架合唱団と共演し成功を収める。
透明感のある美声と深い音楽性に定評を持ち、NHKスペシャルドラマ「坂の上の雲」メインテーマや2016年文部科学省主催WFSC公式イベントに出演するなど、日本を代表するオペラ歌手として常に注目をあびる。デビュー20周年記念アルバム「至福の時~歌の翼に」をリリース(エイベックス・クラシックス)。安宅賞、ワシントン・アワード、五島記念文化賞、出光音楽賞、ホテルオークラ賞受賞。 https://twitter.com/makimori_sop
Photo:Yuji Hori
第12回ショパン国際ピアノコンクールにおいて歴代の日本人として最年少で⼊賞後、常に第⼀線で活躍を続け、2021年にはデビュー30周年を迎えた。各地の⼀流オーケストラやアーティストとの共演で絶大な信頼と評価を得ると共に、10年にわたる東京FMの番組でのパーソナリティや、数⼗枚に及ぶCD制作などにおいても高い評価を得ている。東京オペラシティにて3日間にわたるショパン全作品240曲演奏会を行った他、余人の到達しえない憂と深みを究めた「ショパン」の演奏で聴衆を魅了し続けている。東京文化会館大ホールでの2日間にわたるベートーヴェン生誕250年記念ピアノソナタ全32曲連続演奏会などの壮大な企画で注⽬を浴びる⼀⽅、⾃⾝がプロデュースするリストランテペガソやキメラ、ビアンカーラサロンでのより⾝近に⾳楽を感じられる機会を創出している。教育の分野では、後進の指導にも積極的に関わると共に、故中村紘⼦⼥史の後を受けての日本パデレフスキ協会会⻑を務める。多方面で才覚を発揮し、我が国の音楽界を牽引するトップアーティストとして、その地位を確たるものとしている。
横山幸雄オフィシャルサイト https://yokoyamayukio.net
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