イベント詳細
概要
えどがわアートプロジェクト ー地点採集ー
【 終了しました 】
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江戸川区に関わる100人へのインタビューをもとに、写真・造形・彫刻という異なる表現手法を用いて<江戸川区>の魅力を表現する「えどがわアートプロジェクト」。
アーティストたちは、区内の人々との触れ合いから着想を得て、<江戸川区>をテーマにした作品を創作し、中央ロビーに展示します。
区内の100人とアーティスト、そしてご覧になる方々それぞれの内なる記憶や想いが重なり、心に共感を呼ぶと同時に、豊かな自然と人々の優しさが魅力の江戸川区を表現します。
<地点採集>とは、一人ひとりの想いがこもる江戸川区内の場所を、標本のように集めるイメージを表しています。
- 公演日時
- 2019年8月24日(土)~10月20日(日) 8:30~22:00
- 会場
- 中央ロビー
- アーティスト
- ■文章×写真展示
「地点採集/地図にない私だけの場所」
文章・インタビュー:江戸川区総合文化センター
写真:鈴木諒一
“江戸川区内のあなたの大切な場所、気になる場所はどこですか?“
江戸川区に関わる100人にインタビューをして、その想いを文章と写真で表現する100のこころの風景。
*『地点採集』のタイトルは、一人ひとりが持っている“江戸川区内の特定の場所”を標本のように集めるイメージを表しています。
■造形展示
「G♯20」
アーティスト:大和田愛子
ペットボトルを素材にした巨大な川(江戸川区の川がモチーフ)が中央ロビーに出現!
1本のペットボトルを、リンゴの皮むきのように1cm幅に切り、繋ぎ合わせて約40mの紐状にしました。
大小約3,500本を水平に展示し、それぞれの紐の微細な形や色の違いが川の表情を作り出します。
■彫刻展示
「ingot boy (Landing Edogawa)」
アーティスト:飯野哲心
“カッコイイと思う場所とポーズは?“ 江戸川区内のイマドキの男子学生が彫刻になって登場!
江戸川区内の男子学生(小6~高2)へのインタビューを通して、未来を担う若い世代を彫刻で表現します。
「おバカであるが真剣、カッコワルイけどカッコイイ、そのまさに現役で純粋たる男子的な美意識・価値観がキラキラ美しく見える」と語るアーティストから見た、江戸川の男子像をどうぞお楽しみに。 - 料金
- 入場無料
- 主催
- 江戸川区/江戸川区総合文化センター指定管理者サントリーパブリシティサービスグループ
- お問い合わせ
- 江戸川区総合文化センター TEL:03-3652-1106(9:00~21:30)

- 飯野 哲心 (彫刻家)
-
1981年東京都生まれ。2008年金沢美術工芸大学大学院修了。東京藝術大学大学院美術研究科先端藝術表現専攻博士課程 在学中。主な活動歴:2013年・2015年「中之条ビエンナーレ」(群馬)、2018年8月「~アー!!ット叫ぶアート~ 大Ah!!rt展……西部渋谷店」(渋谷)等
2008年 8月 JAPAN ART2008 for west 時代のソース展 ……海岸通りギャラリー・CASO(大阪)
2009年 2月 2nd art_icleaward 2009 in Asia ……DESIGN FESTA GALLERY(原宿)
3月 クムサンギャラリー(ソウル)
4月 東京画廊+BTAP(北京)
2012年 9月 現代美術の新世代展2012 ……極小美術館(岐阜)
12月 祭りか?山か? ……拝借景(茨城、取手)
2013年 9月 中之条ビエンナーレ2013…… 中之条町(群馬県)
10月 TRANS ARTS TOKYO (東京)
2014年 1月 個展「Fantasy Quest」…… art trace gallery(両国)
6月 AKITEN (八王子)
2015年 1月 個展「仏ロワイヤル」 ……ギャラリーるなん(自由が丘)
9月 燃えろ!!イノセントコスモ…… art trace gallery(両国)
中之条ビエンナーレ2015 ……中之条町(群馬県)
2016年 8月 「オハラ☆ブレイク 」……はじまりの美術館 より参加 (福島県)
9月 森に戯(あそ)ぶ ……サロン・ド・ヴェール(長野県)
2017年 3月 いちねんせいのさくひんてん「ヘンシン!仮面ナンダー!?」……arcus project (茨城県)
2018年 8月 ~アー!!ット叫ぶアート~ 大Ah!!rt展……西部渋谷店(渋谷)
全てのアーティストは芸術を志した時から日々、制作を続け自身の作品を進化・深化させ芸術の深遠に向かって活動をしてきた。
しかし、芸術と出会う以前にも本能的にイノセントに何かから美しさを見出していたはずである。
私は、その初期衝動的な自分の中にある男子の美意識のフィルターを通し制作する。
そうして制作された作品はユニバーサルな親しみやすさをもち、人間の根源的な感覚を刺激し、美術愛好家以外の人間にも楽しめるすそ野を広げる役割をもつ。
そして、単純にただ楽しいというだけでは終わらない作品へと昇華させ、より開かれた美術の間口を作れれば・・・。
私は子どもの目でもってひたすらイノセントに芸術の深遠を伺おう。

- 大和田 愛子 (造形作家)
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新潟県生まれ。2016年東京造形大学絵画科広域表現卒業。2018年Ecole des Beaux-Arts Nantes Saint-Nazaire(ナント、フランス)留学、修士号取得。2019年東京藝術大学大学院美術研究科先端藝術表現専攻修了。制作テーマ:「水平・垂直」「重力」。
<制作テーマ>
「水平・垂直」「重力」をテーマに制作を行っている。
地球上の全ての場所、私たちの身体も含めた全てのものに、「重力」の力は働いている。
そのため、地球上に存在する限り「重力」からは逃れることはできない。しかし、生まれてから死ぬまで離れることができないであろうこの「重力」は、日常の中では忘れ去られている。なぜだろうか。「重力」を認識するためには何か特別な方法が必要なのか。
この問題を考える手立てとして、「水平・垂直」を用いて制作を行っている。「水平・垂直」は「重力」から生み出される指標である。「水平・垂直」という2つの軸線を測定する行為は、「重力」を既存の規格に置き換えて可視化する行為だということができる。「水平・垂直」は目に見える形で表現することができるからである。
「水平・垂直」「重力」はもともと「地球」に存在する自然の力である。「重力」は、物質を地球と結びつけている力である。「水平・垂直」は、その一種の表れ方である。私はこのような認識の下で制作を行う。そして「地球」そのものを体感できる装置の機能をもった作品の実現を目指している。

- 鈴木 諒一 (写真家)
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1988年静岡市生まれ。2011年多摩美術大学美術学部芸術学科卒業。2013年東京藝術大学大学院美術研究科先端藝術表現専攻修了。主な活動歴:2013年個展「観光」(EMON PHOTO GALLERY/東京)、2018年「第6回めぐるりアート静岡2018」(静岡県立美術館)、2019年「VOCA展2019」(上野の森美術館)。
<グループ展・フェア>
2009年
『Pre-sense』Mott Gallery(東京)
『TAMA VIVANTⅡ 2009』 多摩美術大学(東京)みなとみらい(横浜)
2011年
『Artexpo New York 2011』 Pier94 (ニューヨーク)
『もうひとつのトビラ2011 尾久発01』北井画廊(東京)
『UZNAOMOM企画展』 UZNAOMOM(東京)
『Atlas2011』 東京藝術大学取手校地(茨城)
『Inter Media Practice』 東京藝術大学上野校地(東京)
2012年
『EMON Portfolio Review 第1回グランプリ受賞展「郵便機」』 エモン・フォトギャラリー(東京)
『Guimaraes noc noc 2』ギマランイス(ポルトガル)
2013年
『第61回東京藝術大学卒業・修了作品展』 東京藝術大学上野校地(東京)
2014年
『Young Art Taipei 2014』Regent Taipei (台北)
『Artist Book 旅をよむ』アキバタマビ21(東京)
2017年
『ジャストライト』アキバタマビ21(東京)
2018年
『第6回めぐるりアート静岡 2018』静岡県立美術館(静岡)
2019年
『VOCA展 2019』上野の森美術館(東京)
<個展>
2013年
『観光』 EMON PHOTO GALLERY(東京)
『リバー・フィールド』 artdish(東京)
『観光/郵便機』クーリーズクリーク(東京)
2014年
『圏内』und? (東京)
<受賞>
第5回東野芳明記念・芸術学科優秀卒業論文賞
第1回 EMON PORTFOLIO REVIEW グランプリ