世界で活躍するジャズ・ピアニスト山下洋輔、N 響主席オーボエ奏者で指揮者の茂木大輔、
日本を代表するオーケストラの東京フィルハーモニー管弦楽団など、一流の音楽家たちが江戸川に集結!
まるでフルコースの料理を味わうような多彩なプログラムの楽しみ方をご紹介します!
■グレン・ミラー・メドレー
Glenn Miller Medley
1曲目は、言わずと知れた“スウィングの王様”、アメリカを代表するスウィング・ジャズの名手、グレン・ミラーのメドレーから始まります。
誰でも一度は耳にしたことがある「真珠の首飾り」「タキシード・ジャンクション」「ペンシルベニア6-5000」
「茶色の小瓶」の4 曲を、新進気鋭の作・編曲家、挾間美帆が鮮やかにまとめ上げました。
スウィングは、一言で言えば「ノリ」。オーケストラのコンサートだからといって、じっと静かに聴いている必要はありません。
楽しさのあまり思わず身体でリズムを取ってしまうような、茂木大輔の軽やかなタクトさばきが
皆様の食欲ならぬ“聴欲”をノリノリに刺激するオードブルです。
■山下洋輔:ピアノ協奏曲第1番 即興演奏家の為の<<エンカウンター>> 第4楽章
Yosuke Yamashita : Piano Concerto No.1 “ENCOUNTER” for Improviser, 4th movement
即興演奏を主体とするジャズ、その中で最も自由度の高いフリー・ジャズの名手である
“総料理長”の山下洋輔が、オーケストラと共演をするために作り上げた本楽曲。
副題には「即興演奏家の為の<<エンカウンター>>」とあります。
エンカウンターとは、『偶然に出会う、遭遇する』といった意味合いの言葉。
オーケストラとジャズの出会いはもちろんのこと、和太鼓とオーケストラ、ピアノと和太鼓が
互いに結びつく唯一無二の1曲です。また、今回演奏されるオーケストラ版での演奏は実に10年ぶり!
次はいつ生で聞けるか分からない貴重な『出会い』を、この機会に体験してください!
■山下洋輔 ピアノ・ソロ
Piano solo performance of Yosuke Yamashita
総料理長からお届けする特別料理は、ジャズ・ピアニストの真骨頂、ピアノ・ソロによる即興演奏です。
本人ですら何を演奏するか、フタを開けるその瞬間まで分からないため、解説のしようがありません。
客席でそのスリルと、音楽が生まれる瞬間をお楽しみください。
■ガーシュウィン:ラプソディ・イン・ブルー
George Gershwin : Rhapsody in Blue
テレビドラマ「のだめカンタービレ」のエンディングテーマとしてもよく知られているこの曲は、
ブルース、ラグタイム、ジャズといったアメリカ音楽の魅力がぎっしり詰まった、まさに「アメリカの万華鏡」。
発表された1924年当時、まったく新しい音楽として全米で大ヒットしました。
ジャズ・ピアニストとオーケストラが共演する際に、最も演奏される曲の1つに挙げられますが、「1曲を通して聴いたことはない…」という方も、けっこういらっしゃるのではないでしょうか?
発表から90年という熟成された素材の良さを、最大限に引き出すのは料理人たちの腕の見せどころです。
オーケストラとピアノの掛け合いはもちろん、ピアノ独奏部分はジャズ・ピアニストの本領発揮!最初から最後まで目を離すことなく、心ゆくまでご堪能あれ!
今回お届けするのは以上の4曲。演奏するのはいずれも日本を代表する音楽家たち。観客との1日限りの出会いで、この日しか見ることのできないステージが完成します。その瞬間をお見逃しなく!
現在発行中のシアター情報誌『カンフェティ』10月号にインタビュー記事が掲載されています。
インタビュー記事はこちらからもご覧いただけます。