1969年、山下洋輔トリオを結成、フリー・フォームのエネルギッシュな演奏でジャズ界に大きな衝撃を与える。国内外の一流ジャズ・アーティストとはもとより、和太鼓やシンフォニー・オーケストラとの共演など活動の幅を広げる。88年、山下洋輔ニューヨーク・トリオを結成。国内のみならず世界各国で演奏活動を展開する。
2000年に発表した自作協奏曲を佐渡裕の指揮により04年にイタリア・トリノで再演。06年オーネット・コールマンと、07年にはセシル・テイラーと共演。08年「ピアノ協奏曲第3番<エクスプローラー>」を発表。09年、一柳慧作曲「ピアノ協奏曲第4番 "JAZZ"」を世界初演。歴代メンバー総出演の「山下洋輔トリオ結成40周年記念コンサート」を開く。
13年、ニューヨーク・トリオ結成25周年アルバム『グランディオーソ』をリリースし記念ツアーを実施。14年6月に山下洋輔スペシャル・ビッグバンドのCD『ボレロ|展覧会の絵』をリリースし、コンサート・ツアーを開催する。
99年芸術選奨文部大臣賞、03年紫綬褒章、12年旭日小綬章受章。国立音楽大学招聘教授。演奏活動のかたわら、多数の著書を持つエッセイストとしても知られる。
ミュンヘン国立音楽大学大学院修了(オーボエ専攻)後、シュトゥットガルト・フィルハーモニー管弦楽団の第1オーボエ奏者を経て、1991年よりNHK交響楽団首席オーボエ奏者に就任。多数のCDをリリースして注目を集める。1996年から指揮活動に入り、数多くのオーケストラを指揮し全国的に活躍。山下洋輔との共演をはじめ、作曲、企画、執筆、メディアへの出演などその活動は多岐にわたる。二ノ宮知子原作「のだめカンタービレ」に取材協力、ドラマ、アニメ、映画のクラシック監修を担当し、「生で聴くのだめカンタービレの音楽会」を全国展開。2009年より東京音楽大学および大学院にて指揮実技などを学び2013年卒業。著書も「オーケストラ楽器別人間学」など多数ある。
■東京フィルハーモニー交響楽団
1911年創立。2011年に日本のオーケストラとして最初の100周年を迎える。約150名のメンバーをもち、シンフォニーオーケストラと劇場オーケストラの両機能を併せもつ日本を代表するオーケストラ。「定期演奏会」や「午後のコンサート」、「こども音・楽・館」などの自主公演の他、新国立劇場のレギュラーオーケストラとしてのオペラ・バレエ演奏、NHKにおける『名曲アルバム』やFM『ブラボー! オーケストラ』、さらに『題名のない音楽会』などにより全国の音楽ファンに親しまれる存在として、高水準の演奏活動とさまざまな教育的活動を展開し、クラシック音楽の広い普及に努めている。
公式ウェブサイト http://www.tpo.or.jp/
公式フェイスブック https://www.facebook.com/TokyoPhilharmonic
■植村昌弘
1967年東京生まれ。早稲田大学在学中に「一噌幸弘グループ」に加入、ライヴ活動を始める。1988年、民謡歌手・伊東多喜雄のグループに参加。邦楽を仙波清彦氏に師事、邦楽の影響を多大に受ける。
1989年前後より「大友良英Ground-Zero」「藤井郷子オーケストラ」「渋さ知らズ」など多数の東京アンダーグラウンド系のバンドに参加する。
2000年、山下洋輔のピアノ協奏曲にパーカッショニストとして参加。2004年にはイタリア公演に同行する。
2005年ころより、南佳孝、タケカワユキヒデ、山本潤子のツアー・サポートを務める。
1991年、自身のユニット「P.O.N.」の活動を開始。1999年、「MUMU」を結成、2008年にアルバム「2005」をリリース。