東京藝術大学作曲科および指揮科を卒業。第1回ブダペスト国際指揮者コンクール第1位、特別賞受賞。
世界中の数々の音楽祭出演や欧州のオーケストラを多数指揮。ハンガリー国立交響楽団音楽総監督、日本フィルハーモニー音楽監督、アーネム・フィルハーモニー常任指揮者など国内外で数々のオーケストラのポジションを歴任。ハンガリー政府よりリスト記念勲章、ハンガリー文化勲章、民間人最高位の“星付中十字勲章” ハンガリー文化大使の称号が授与されている。2011年文化庁長官表彰を受ける。1999年には管弦楽曲「パッサカリア」を作曲。同年オランダで初演され大好評を博した。2002年にはプラハの春音楽祭オープニングコンサートを東洋人として初めて振るなど、最も活躍し注目されている指揮者。現在、日本フィル桂冠名誉指揮者、ハンガリー国立フィルおよび名古屋フィルの桂冠指揮者、読売日響の特別客演指揮者、九響の首席客演指揮者、東京藝術大学、東京音楽大学およびリスト音楽院名誉教授などを務める。2012年7月より東京文化会館音楽監督に就任。2013年秋の叙勲で、これまでの功績により旭日中綬章が授与された。
1994年生まれ。2009年全日本学生音楽コンクール全国大会ピアノ部門中学校の部1位及び横浜市民賞(聴衆賞)。2011年東京音楽コンクールピアノ部門1位及び聴衆賞。2014年日本音楽コンクールピアノ部門1位及び野村賞、井口賞、河合賞。これまでに、梅田俊明、円光寺雅彦、大友直人、小林研一郎、松尾葉子、渡邊一正の各氏指揮による、東響、東京フィル、日本フィル、セントラル愛知響と共演。リサイタルやコンサートは、東京文化会館小ホール、カワイ表参道パウゼ、ヤマハ銀座店サロン等において多数出演。2012・2013年度公益財団法人ロームミュージックファンデーション奨学生。現在、桐朋学園大学音楽学部ソリスト・ディプロマ・コースに特待生として在籍し、ピアノを岡本美智子氏に師事。強靭な音の核と柔軟性に富んだ表現力を併せ持ち、音楽ジャーナリストの梅津時比古氏より「彼はこの若さで、表現の底に、芸術にとって必要な、静謐なものを具えている」と評されるなど、次代を担うピアニストとして注目を集める期待の逸材。
1956年6月創立、楽団創設の中心となった渡邉曉雄が初代常任指揮者を務める。当初より幅広いレパートリーと斬新な演奏スタイルで、ドイツ・オーストリア系を中心としていた当時の楽壇に新風を吹き込み、大きなセンセーションを巻き起こした。2016年には創立60周年を迎える。
この歴史と伝統を守りつつ、更なる発展を目指し、質の高い音楽をお届けする「オーケストラ・コンサート」、音楽との出会いを広げる「エデュケーション・プログラム」、音楽の力で様々なコミュニティに貢献する「リージョナル・アクティビティ(地域活動)」という三つの柱で活動を行っている。
ロシアの名匠、首席指揮者アレクサンドル・ラザレフ、桂冠名誉指揮者小林研一郎、正指揮者山田和樹、首席客演指揮者ピエタリ・インキネン、ミュージック・パートナー西本智実を軸に据えた充実した指揮者陣を中心に、更なる演奏力の向上をめざし、“音楽を通して文化を発信”していく。