イベント詳細

概要

能楽ことはじめ
これだけは押さえておきたい5つのこと
~「えどがわ能」の魅力~
【 終了しました】


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江戸川区総合文化センターでは25年ぶりとなる「えどがわ能」の上演に先立ち、能楽の魅力を探る特別講座を開催します。

「陰陽五行」や「五番立(能の演目分類)」など、能楽と深い関わりのある「5」。これらになぞらえ、観能前におさえておきたい「5つのテーマ」をご紹介しながら、能楽の楽しみ方を探っていきます。

「えどがわ能」の演目や見どころなどを中心に、講師(能楽師)による実演や受講者の体験機会を織り交ぜた魅力溢れる90分間です。

講座を通じて、能楽の魅力に触れてみませんか?


※好評につき予定枚数終了となりました。
なお、当日券の販売はございません。

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公演日時
2021年4月11日(日) 14:00~15:30 (受付13:00~)
会場
研修室
講師
松山隆之 (能楽師)
テーマ
・辿る 「歴史」・・・能楽の成り立ち
・識る 「作品ごとの意図」・・・各演目を理解
・観る 「鑑賞手段の多様性」・・・様々な見方の紹介
・想う 「登場人物」・・・主人公の境遇や身分、心情を紹介
・触れる「謡・所作」・・・体験から解釈を深める
料金
参加費 1,000円(税込)
※未就学児の入場はご遠慮ください。
申込受付
2021年2月20日(土)
10:00~【電話】 03-3652-1106
10:00~ 【ホームページ】  ※購入には事前の登録が必要です。

※発売初日の窓口での申し込み受付はございません。
※要予約・先着順(予定人数に達し次第、受付終了とさせて頂きます)
ご来場のお客様へ
新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、ご入場の際に次のことにご協力ください。

1. お客様同士の距離を確保するため、間隔をあけてお座りいただきます。
2. マスクの着用をお願いいたします。
3. 入場前に体温の測定にご協力ください。
4. 手洗いの励行のほか、手指消毒剤をご利用ください。
5. その他、係員からのお願いにはご協力ください。

詳しくは こちらをご覧ください。
主催
江戸川区/江戸川区総合文化センター指定管理者サントリーパブリシティサービスグループ
お問い合わせ
江戸川区総合文化センター TEL:03-3652-1106 (9:00~21:30)

プロフィール



松山 隆之 (まつやま たかゆき)
昭和50年生まれ。
能楽シテ方 観世流 準職分
公益社団法人 能楽協会 正会員
一般社団法人 日本能楽会 会員(重要無形文化財総合指定保持者)
公益財団法人 梅若会 評議員
緑翔会 主宰

四世梅若 実玄祥師(日本藝術院会員・人間国宝)に師事。
父に松山 隆雄(重要無形文化財総合指定保持者)。
2歳に能「鞍馬天狗」の花見稚児にて初舞台を踏む。
これまでに「石橋」「猩々乱」「道成寺」「翁」など多数の習い物を披き、通年、
国内公演に多数参加。また、数々の海外公演にも参加している。
舞台活動の他、多方面に亘る講演(寺院・百貨店・施設ボランティアなど)や
稽古事の指導にも積極的に従事し、近年、江戸川区を中心に児童・生徒に向けた
公演・講演に尽力中。
東京都江戸川区在住(神奈川県相模原市出身)

ピックアップ

能楽ことはじめ ご質問への回答
講座の参加者よりいただきました、講師への質問に対する回答をご紹介します。
※全てのご質問にお答えできませんが、ご了承ください。


Q:子ども向けの入門書や入門的な演目を教えてください。

A:書籍では平凡社より「新装版 まんが能百番」という漫画で解説した物が出ています。演目ですと、時間の短い「土蜘」や、子どもの活躍する「橋弁慶」、見所の多い「船弁慶」などは受け入れやすいと思います。

Q:ご自身が演じるにあたり一番好きな演目を教えてください。
A:200番以上あるので一つには絞り切れませんが、五番立(演目の種類)で言うと、多様な心情表現が魅力的な群類の「四番目物」に強い魅力を感じます。
5月15日の「えどがわ能」で上演される「景清」のほか「隅田川」「安宅」「葵上」「通小町」などがあります。

Q:能のお面にも形式のようなものがあるのでしょうか。
A:古典の作品に使用される物はある程度の指定が伝承されているので、能面にも系統があります。

Q:「えどがわ能」で観てほしいポイントはどこですか。
A:普段は音楽や演劇等の上演を行う大ホールが「能舞台」となる不思議さ。現代に続く古典演劇特有の時間の流れを肌で感じて欲しいです。

Q:室町時代に能を観劇していた人は、どれほど能のことを理解していたのでしょうか。
A:室町の作品には室町の感性が残されているので、逆に、どれだけ現代に失われてきたものがあるのか、と時代の変化を感じていただきたいです。

Q:シテ・ツレ・ワキ・トモのそれぞれの意味は?また語源について教えてください。
A:物語の主役をシテ(仕手)、その助演的役割を担うツレ(連れ)、これはシテ方が演じます。また、シテの演技を引出す役をワキ(脇)、シテまたはツレにつき従って登場する役をトモ(伴)と呼びます。


回答は以上です。

たくさんのご質問をいただき、ありがとうございました!

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