イベント詳細
概要
えどがわ能
能 『景清』 梅若 実 ほか
狂言 『二人袴』 野村 萬斎 ほか
【 終了しました 】
チラシ画像は拡大表示できます
《お知らせ》
2021年5月15日(土)開催「えどがわ能」は、新型コロナウイルス感染症の拡大防止のための対策を講じ、予定通り開催いたします。
当日券の販売はございません。何卒ご了承ください。
なお、緊急事態宣言発令期間中の開催のため、ご来場をお控えになるお客様にはチケット代金の払い戻しをいたします。
払い戻し方法についてはこちらをご覧ください。
※緊急事態宣言の延長に伴い、人数上限5,000人かつ収容率50%以内での開催の要請がなされましたが、国および東京都・江戸川区の方針により、5月10日(月)時点でチケット販売済の公演については、上記収容人数および収容率の制限はしないこととなりました。
(参考)東京都【5月10日更新】イベントの開催制限等について
室町時代より600年以上もの長きにわたって継承されている「能楽」は、演劇としては世界最古ともいわれる日本独自の舞台芸術で、世界無形遺産にも指定されています。
日本が世界に誇るこの伝統芸能を、25年ぶりに江戸川区総合文化センターで上演します。
人間国宝の四世 梅若実、当代きっての狂言師 野村萬斎をはじめ、豪華な出演者が勢揃いします!
2020年5月に開催を予定していた「えどがわ能」。新型コロナウイルス感染症の影響で中止となってしまいましたが、ご期待に応え、今年あらためて上演いたします。
《鑑賞の手引き》
公演に先立ち、能楽をより楽しんでいただくための鑑賞手引きをご用意いたしました。ぜひ、観能前にご覧ください。
「えどがわ能」鑑賞の手引きはこちら
- 公演日時
- 2021年5月15日(土) 13:00開演(12:00開場)
- 会場
- 大ホール (座席表はこちら)
- 演目・出演
- ◇鼎談・解説◇
梅若 実 (能楽シテ方観世流/日本藝術院会員・人間国宝)
野村 萬斎 (能楽狂言方和泉流)
山崎 敬子 (玉川大学・民俗芸能論講師)
◇狂 言◇
「二人袴」
親 野村 萬斎
舅 深田 博治
太郎冠者 高野 和憲
聟 野村太一郎
~ 休憩 十五分 ~
◇仕 舞◇
「西 王 母」
西王母 松山 絖美
「杜 若」
杜若ノ精 松山 絢美
「橋 弁 慶」
武蔵坊弁慶 松山 隆雄
牛若丸 松山 結美
地頭 伊藤 嘉章
地謡 谷本 健吾
〃 青木 健一
〃 鷹尾 雄紀
後見 伶以野陽子
◇能◇
「景 清」 松門之会釈
景清 梅若 実
人丸 松山 隆之
人丸ノ供人 安藤 貴康
里人 工藤 和哉
笛 一噌 幸弘
小鼓 観世新九郎
大鼓 安福 光雄
後見 松山 隆雄
〃 小田切康陽
地頭 角当 直隆
地謡 伊藤 嘉章
〃 谷本 健吾
〃 川口 晃平
〃 青木 健一
〃 鷹尾 雄紀
働き 伶以野陽子 - 料金
- 【予定枚数終了】
SS席:5,500円 S席:4,500円 A席:3,000円 (全席指定・税込)
※未就学児の入場はご遠慮ください。
※車椅子席・同伴者席は、江戸川区総合文化センター窓口、電話のみの販売です。 - 追加販売のお知らせ
- 収容率制限緩和に伴いチケットを追加販売いたします!
※ただし、新型コロナウイルス感染拡大の状況により、収容率制限が再度強化された場合、追加販売した座席は払戻しの対象となり、ご鑑賞いただけなくなります。予めご了承の上ご購入ください。
<追加販売チケット発売日 2021年4月10日(土)より>
10:00~ [電話] 03-3652-1106
10:00~ [ホームページ] ※購入には事前の登録が必要です。
《ご案内》 感染症対策のため、追加販売初日の窓口販売はございません。
※サポーターズ・クラブおよび江戸川区民先行発売はございません。
<プレイガイド一般発売日> 2021年4月10日(土)10:00~
チケットぴあ:https://t.pia.jp/ 0570-02-9999【Pコード:504-773】
ローソンチケット:https://l-tike.com/ 【Lコード:33139】
イープラス:https://eplus.jp - チケットお取り扱い
- <サポーターズ・クラブ先行発売 2021年2月20日(土)より>
<江戸川区民先行発売 2021年2月20日(土)より>
<一般発売 2021年2月27日(土)より>
10:00~ [電話] 03-3652-1106
10:00~ [ホームページ] ※購入には事前の登録が必要です。
《ご案内》 感染症対策のため、発売初日の窓口販売はございません。(先行発売日、一般発売日とも)
※プレイガイドでの販売はございません。
※<江戸川区民先行発売>は、江戸川区在住、在勤、在学の方限定。お申込みの際に、ご住所・勤務先等を確認させていただきます。
※<江戸川区民先行発売>は、ホームページでの受付は行いません。 - 主 催
- 江戸川区/江戸川区総合文化センター指定管理者サントリーパブリシティサービスグループ
- 後 援
- 公益財団法人 梅若会
- 協 力
- 緑翔会
- お詫びと座席振替のご案内
- 【チケット販売の不具合に関するお詫びと座席振替のご案内】
2月20日(土)のチケット先行発売初日に、一部連続した座席番号をご予約いただけない設定の不具合がございました。
チケットをお申し込みいただきましたお客様には大変ご迷惑をおかけいたしました。
今般の不具合により、連続した座席番号をご予約いただけなかったお客様を対象に、座席の振替を実施いたします。
ご希望のお客様は、次のご案内の通り、お手続きいただきますようお願い申し上げます。
[受付期間]2021年3月15日(月)~3月27日(土)まで
「えどがわ能」の座席振替のご案内はこちら
今後は再発防止に努めてまいりますので、引き続き、江戸川区総合文化センターならびに主催公演への変わらぬご愛顧を賜りますよう謹んでお願い申し上げます。 - ご来場のお客様へ
- 新型コロナウィルス感染症の拡大防止のため、ご入場の際に次のことにご協力ください。
1. マスクの着用をお願いいたします。
2. 入場前に体温の測定にご協力ください。
3. 手洗いの励行のほか、手指消毒剤をご利用ください。
4. その他、係員からのお願いにはご協力ください。
詳しくは こちらをご覧ください。 - お問い合わせ
- 江戸川区総合文化センター TEL 03-3652-1106(9:00~21:30)

- 四世 梅若 実 玄祥
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うめわか みのる げんしょう
観世流シテ方 日本藝術院会員 梅若六郎家56世現当主
1948年 東京生まれ。1951年 能『鞍馬天狗』子方にて初舞台、1979年 梅若六郎家当主継承。1988年 伍拾六世梅若六郎を襲名。2007年 日本藝術院会員拝命、2014年重要無形文化財(各個)指定保持者(人間国宝)認定。
2008年 徳川初期に活躍した梅若家中興の祖である九郎衛門玄祥の名を後世に残すため、345年ぶりに名跡復活、梅若六郎改め五拾六世 二代 梅若六郎玄祥を襲名。
2018年2月16日 、亡き父に三世 実を追贈し、梅若家の名跡 四世 実を襲名。
古典は基より能の復曲、新作能の上演に出演・演出するなど現代に生きる古典芸能としての能を支えている。海外への能の紹介にも意欲的に取り組み、各国に招聘されるなど、能の普及を努めている。
撮影:森山雅智

- 野村 萬斎
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のむら まんさい
1966(昭和41)年生まれ。野村万作の長男。祖父故六世野村万蔵及び父に師事。重要無形文化財総合指定者。3歳で初舞台。東京芸術大学音楽学部卒業。国内外で狂言の普及を目指す一方、新しい演劇活動にも意欲的に取り組む。芸術祭新人賞、芸術選奨文部科学大臣新人賞、朝日舞台芸術賞、紀伊国屋演劇賞、芸術祭優秀賞、毎日芸術賞千田是也賞など受賞多数。世田谷パブリックシアター芸術監督。著書に「萬斎でござる」「MANSAI◎解体新書」(朝日新聞社)「狂言三人三様野村萬斎の巻」(岩波書店)「狂言サイボーグ」(日本経済新聞社/文春文庫)など。
- あらすじ
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能 『景清』 かげきよ
平家の勇将悪七兵衛景清(シテ)は今では流罪人、盲目となり乞食の生活を送っている。鎌倉より景清の娘人丸(ツレ)が父を慕い従者(トモ)と共に旅に出て九州宮崎へと訪れる。ある藁屋の乞食に本人とは知らず父の行方を尋ねると、乞食となった景清は自分の落胆の身の上を恥じ、また娘の行末を案じ他人のふりで追い払う。しかし、人丸が近くの里人(ワキ)に同じく尋ねると先刻の乞食が景清だと教えられる。里人の案内で再び藁屋を訪れると景清は乞食の身を恥ながらも親子の名乗りを上げる。そして娘の為に華やかだった源平屋島の合戦の武勇伝を昔語るが、それを語り終えるとまた涙ながらに別れを告げて娘を鎌倉へと送り出す。
狂言 『二人袴』 ふたりばかま
今日は聟入り(結婚後、妻の実家に初めて挨拶に行く事)の日。舅の家では準備を整え、聟が来るのを心待ちにしている。一方の聟は、一人で行くのは心細いからと父親に舅の家の門前まで付き添われてやってくる。聟に礼装の長袴をはかせてやり、父は表で待っていたのだが、太郎冠者に見つけられてしまい、父親も舅に挨拶することになってしまう。しかし、長袴は一つだけ。さて、この親子はどうやってこの場を切り抜けるのか…。
明るいめでたさのある聟狂言の代表曲です。天真爛漫な聟とそれに慌てる父親の、舞台上から漂う何ともほのぼのとした雰囲気をお楽しみ下さい。

- 能楽のたのしみ方
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江戸川区に待望の能楽公演がやってきます!
日本藝術院会員・人間国宝の四世梅若実師を筆頭に、狂言には野村萬斎師を招いての「えどがわ能」。狂言「二人袴」・能「景清」と「松羽目物」に関連も深く楽しみな番組です。又、実師・萬斎師・解説者による「鼎談」も予定の、贅沢な一日をお楽しみください。
「能楽」は国内において「重要無形文化財」の指定を受け、ユネスコの「無形文化遺産」の認定も受けている、いわば、日本人が世界に誇れる自国文化の一つです。様々に移り変わる世の中においても見劣りのしない、先人たちの創意工夫に満ち溢れた芸能です。
無形文化の伝承は演者のみではなく、観客無くしては叶わないものです。「鑑賞する」という行為そのものが、未来へと続く歴史の積み重ねとなるのです。皆さまお一人お一人の応援を、心よりお待ち申し上げております!
<公演のみどころ>
狂言 「二人袴」 (ふたりばかま)
取り繕うことの滑稽さを風刺的に捉えた演目です。対話劇の中における独特な舞では、思わず笑みがこぼれてしまう事、必至でしょう。
能 「景清」 (かげきよ)
史実の人物を主人公とし対話による演出が魅力の演目です。気概の人として伝わる景清を表現する「能の地力」が魅力の一番です。
松山隆之 (シテ方観世流、江戸川区在住)