ともともにインタビュー!【6/8ともとものガラクタ音楽会出演者】
主催共催公演
6/8(日)ともとものガラクタ音楽会出演の
「ともとも」こと山口ともさんのアトリエにお邪魔してインタビューして参りました!
【1問目】
ガラクタで楽器を作り始めたきっかけはなんですか?
1995年に宮沢賢治の銀河鉄道の夜という音楽劇のお仕事をいただきました。
音楽監督のヴァイオリン奏者の中西俊博さんに声をかけていただき、パーカッションとして参加しました。
打ち合わせに既存の楽器を持っていったのですが、リハーサルでいろいろと音を出していくうちに、面白くないな、楽器の音を聞いただけで何を叩いているか分かるのってつまらないな、と思うようになりました。
そこで、叩いたらその世界観に合う音が出る、既存の楽器ではないものが絶対あるに違いないと思いました。小さい頃から物を作るのがすごく好きだったので、捨てられているようなものを拾い集めて叩いてみました。マイクを通して聞いてみると、ドラムセットとか木琴とかの代わりとして用が足りていると思いました。
そうやって、全ての楽器をゴミで作ってその音楽劇に臨みました。
それがガラクタで楽器を作り始めたきっかけです。
【2問目】
ガラクタ楽器の魅力ってなんですか?
私が「ゴミでも楽器になるぞ」という活動を通じて思っていることは、
「音楽は生活のとても近いところにある」ということ。それをとても伝えたいのです。
楽器ではないものでも、この地球上にあるものには全部に音がある。
空気があるから響いて耳に入っていくのですが、その中で「雑音だな、うるさいな」と思う音でも、別の聞き方をしてみると、意外と面白い音ってあちこちに転がっていることが分かります。
ガラクタ楽器ってそういうものを発見する楽しみがあります。
それを使って音楽をしていくと、高い楽器を買わなくても身近にあるもので音楽ができるな、というのが魅力です。
あとは、「自由に作れる!やっちゃいけないことがない!」ということが、なによりも一番の魅力ですね。
【3問目】
ガラクタ楽器のアイデアはどのようなときに思い浮かびますか?
お仕事をいただいたとき、「こういう音楽だとこういう音が聞こえた方が楽しいかもしれない」と思う瞬間があります。
長年ガラクタ楽器を作っていると、自分が求めた音のイメージが、勘がはたらくというか、「あれとあれが合わさると良いかもしれない」ってひらめくんです。
近隣の方たちは私がこういう活動をしていることを知っていますので、「こんなの使えない?」と言って、普段からいろいろと持ってきてくれます。
このアトリエにあるそれらを組み合わせて、試行錯誤して楽器を作っています。
山口ともさん、ありがとうございました!
6/8(日)ともとものガラクタ音楽会にどんなガラクタ楽器が登場するか楽しみです。チケットも絶賛販売中です♪
ともともの愉快なパフォーマンスや、皆さんと一緒に演奏したり、身体を動かしたりと、あっという間の1時間です。
ともともと一緒に音を楽しもう!

