【イベントレポート】日比野克彦 ワークショップ2023(10/22)
主催共催公演【イベントレポート】日比野克彦 ワークショップ2023(10/22)の様子をご紹介いたします。
毎年恒例となった公募展覧会「えどがわBOXART展」。
今年度も継続して第3回を行います!
作品を募集するにあたり、企画・監修するアーティストの日比野克彦さんを講師に迎え、
<自分とはなにかを考える>をテーマにワークショップを行いました。
「言葉」とは「言う」と「葉っぱ」に分けられるというお話から、出されたお題は...
葉っぱの気持ちになってみよう
え!葉っぱの気持ちってなに!?
ちょうどお天気もよい小春日和。皆で外に出てみます。
手には、日比野さんからもらった白い紙。
文化センターの横にある緑道をブラブラと散歩して、気に入った葉っぱを見つけます。
そして、その葉の気持ちを代弁し(直観で!)、木や草木の枝に葉っぱの気持ちを書いてみます。
「オレの実 渡さんぞ!!」
「まだギリ夏」
日比野さんから次のお題が出されます。
誰かが代弁した葉っぱの気持ちに応えてみよう!
応え方は、それぞれが考えたものでOK。
「げんき?!」「こうみえて元気」
紙を好きな形に切り取って応えるパターンもあります。
最初はとまどっていた参加者も、次第にコツがつかめてきた様子です。
「草木の声を聴く⇒自分の気持ちを聴く⇒他者の言葉に呼応する」
この流れを通じて自分の心と向き合い、
自分のまわりに他者がいることを考えました。
「自分の気持ちを現す時にどうするのがよいのでしょうか?」
ワークショップの終盤にそんな話がでました。
今回は紙を使って文字や形で表現しましたが、
音楽でもなんでもよいのだそうです。
言葉やそのほかのもので感情をうまく表現できない時は
"自分の気持ち(心)の周りをウロウロしてみよう"
日比野さんから贈られたメッセージです。
参加者からは、
「自然を介して自分の心の中の声を素直にみつめることができた」
「言葉にすることが難しいと感じた時は別の形で表すという気づきを得た」
「新鮮な気持ち。心地よかった」などの感想をいただきました。
「えどがわBOXART展」には、
①ボックスアートを作りながら自分自身を考える
②他者の作品を見ながら他者のいる世界を知る
③展示されたボックスアートを持ち帰り、他者の世界感を感じてみる
というテーマがあります。
11月20日から始まる展覧会にぜひ来てみてください。
第3回 えどがわBOXART展