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主催共催公演

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人形劇俳優・たいらじょうさんへのインタビュー【後編】

2021年8月22日(日)14:00に行われる 人形劇俳優たいらじょうの世界 J・M・バリー原作「ピーターパン」 ご出演のたいらじょうさんにお話を伺いました! 後編は、作品について、そして江戸川区についてです。ご覧ください。 【2】作品について ①作品選びで大切にしていることはどんなことですか。 あたりまえのことではあるのですが、人々が「共感」できる作品...ということを大切にしています。共感は感動を呼び起こします。舞台に現れる情景に、お客様が自分自身を投影することで物語は完成します。観客と共に創り上げる作品、それが舞台芸術なのです。 ②数ある作品のうち、今回の「ピーターパン」に取り組もうと思った理由を教えてください 「ピーターパン」は長年に渡り取り組みたいと思っていた作品でした。これほど世界中の子ども達に愛されている作品はほかにあるでしょうか...。「夢」と「冒険」、妖精、空飛ぶ子ども、人魚に海賊、インディアン...このキーワードには誰もがワクワクしてしまいます。 そんなファンタジー溢れる世界を、身近な素材やアイテムを使い、シンプルな舞台の中で夢いっぱいに描けないものか...、おままごとやごっこ遊びのような見立て芝居をプロフェッショナルが真剣に行う...、子ども達が帰宅後にも夢の遊びの続きをすぐに始めたくなるような舞台。そんな作品を目指しました。 J・M・バリーの原作は「子どもの心の素晴らしさ」を描いていることが注目されがちですが、秘められた重要なテーマとして「大人になることの素晴らしさ」を感じずにはいられません。今回の舞台ではそれらの要素も随所に散りばめています。 ③登場する人形や小道具等について教えていただけますでしょうか。  また制作する際に大切(こだわっていること)にしていることはなんですか? 今回は、傘やホウキなどの日用品を用いた見立て芝居の部分もございますが、新たに創作した人形や、特製のワゴンカートなど、楽しいアイテムも次々と登場します。何ヵ月もの時間をかけ、美術チームの皆さんと共に試行錯誤を繰り返しながら作成しました。 観客のイマジネーションを刺激する美術を心がけています。 あたりまえですが...人形の表情は変わりません。人形の表情は、お客様の心によって変化するのです。より、観ている方が色々な表情を感じられるよう、喜怒哀楽の全てを踏襲したような人形美術になるように心がけています。 ④今回の作品に登場する、さまざまな大道具・小道具を含めたマル秘アイテムの中で一番の推しは? あの日用品がコレを表現するのか!?...と驚いていただけることと思います。 「1枚の布」が見立て芝居によってあらゆる情景に変化する演出にもご注目です。 そのほかあれもこれも...、我が子に順位をつけられないのと同じように、私にとっては全てが推しです。 ⑤注目の場面はありますか? 年齢を重ね、大人になったウェンディの台詞に注目です。きっと、皆さんの心を温めてくれると思います。空飛ぶシーンの描写は誰もがワクワクできること思います。劇場でしか味わうことのできない臨場感ある演出が満載です。 ⑥共演者である人形たちへの思いを教えていただければ 共演者であり、分身であり、代弁者...。 願いを叶え、人と人を繋いでくれる存在です。私が物語を表現する上で、なくてはならない重要な家族です。 【3】江戸川区総合文化センターについて ①都内初公演についての意気込みと、上演地である江戸川についてご存じのことがあれば教えてください 都内での私の公演はなんと1年8ヵ月振りです。そんな久しぶりの都内公演で最新作をご覧いただけることが実に嬉しく、今から楽しみで仕方ありません。 皆さんにとって思い出深いひとときとなるよう、心を込め、精一杯演じさせていただきます!劇場で、お待ちしております。 江戸川区といえば、私のイメージは「子育て支援に手厚い町」という印象です。たくさんの子ども達の笑い声が聞こえてくるような、温かい活気を感じます。葛西臨海公園をはじめとする緑豊かな公園も数多く、お出かけしてみたいスポットがいっぱいです。そんなおでかけコースに、ぜひとも「江戸川区総合文化センター」を加えてもらいたいものですね。 ②江戸川での上演だけの特別な演出があれば教えてください 昨今の事情を鑑み、上演には細心の注意と対策を講じます。そんな対策をも、劇中のトピックとして取り入れ、今だからこその演出でお届けしたいと思っております。どんなレアな台詞が飛び出すか...、それは劇場でのお楽しみ! * * * * * * * * * * たいらじょうさん、素敵なお話をありがとうございました! 今だからこそのレアな台詞、とても楽しみですね。 都内初公演の 人形劇俳優たいらじょうの世界 J・M・バリー原作「ピーターパン」 ワクワクが溢れるたいらじょうさんの人形劇の世界をご覧ください! なお、チケットは予定枚数終了しました。 ...

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2021年07月16日

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2021年07月16日

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人形劇俳優・たいらじょうさんへのインタビュー【前編】

2021年8月22日(日)14:00に行われる 人形劇俳優たいらじょうの世界 J・M・バリー原作「ピーターパン」 ご出演のたいらじょうさんにお話を伺いました! 前編は、たいらじょうさんご自身のことについてです。ご覧ください。 【1】人形劇俳優・平常さんについて ①なぜ<人形劇俳優>というジャンルを創られたのでしょうか? 「人形劇俳優」という肩書きは特段新しい呼称というわけではないんです。現代人形劇の世界では古くから使われている呼び名で、まだあまり知られていない分野のため、新鮮に思われる方が多いようですね。 人形を操りながら台詞も発する...人形遣いとしての資質・役者としての資質、両方を必要とする...という意味で、この「人形劇俳優」という肩書きはよく使われております。 私の人形劇の特徴を言葉で表すならば...、私も役者のひとりとして劇世界に参加している...という点でしょうか。人間が演じるお芝居の魅力、人形が演じるお芝居の魅力、それらを融合させたものが私の舞台です。 ②人形劇俳優に目覚めたきっかけとは? この世に生まれたときからです。きっかけがないのです。私は人形劇を演るために生まれてきたのだと思っています。両親の話によると、幼少期の頃から、テレビで放送される文楽に夢中になっていたようです。保育園での先生方による人形劇は最高の楽しみでした。その頃から、自作の劇や紙芝居を友人や家族の前で披露していましたね。 ③表現、演技、発声など、技術的なことの鍛錬で、オリジナルのことがあれば教えてください 人形劇は総合芸術のため、あらゆるスキルを必要とします。これまで学んだ日本舞踊、バレエ、パントマイム、声楽などなど...全ての要素・経験が人形劇の舞台で生かされています。10代の頃は日替わりで様々なレッスンやワークショップを受講する日々でした。そしてその学びは今でも続いています。永遠に終わることはないでしょう。 あらゆることを学び、自分自身の演技メソッドを確立し、それをまた人に伝授することで改めて学び直す...。新たなことに気が付く...。その繰り返しです。 「表現力」を磨く上での何よりもの要素となるのは人生経験です。人生で味わった一瞬一瞬の感動や苦悩を心にしっかりと刻み、それを芝居に生かす。人生と舞台は極めて直結しています。本当に幸せな仕事だなと日々感じています。 ④舞台を通して伝えたいことをぜひ教えていただけますでしょうか ひと言でお答えするなら「生きる喜び」でしょうか。作品ごとに伝えたいメインテーマは異なりますが、全作品に共通するのは、人間が生きることへの賛歌、リスペクトです。 子ども向け作品の全てに共通しているテーマは、「自分自身がもつ魅力と可能性の再認識」です。 大人向け作品については作品ごとに様々なテーマがあり、人間の毒の部分を刺激的に描いた作品もあります。そんな毒を描きつつも、隣り合わせに存在する清らかさも表現したいと思っています。 「未来を信じ、生きる糧となる芸術の提供」、それが私の活動理念です。 ⑤表現する人というのは、想像力をフル活動させていると思いますが、その源とは? 生きていること、それが全ての源です。 具体的な例をあげればキリがありません... 子ども達とふれあう、ごはんを食べる、友や家族と会話をする、寝る、起きる、太陽を感じ、雨の音を聞き、花を愛で、そよ風を感じる...。図書館や美術館、劇場に行く、旅をする、家に帰る。 ...と、色々ありますが、その中で、私が最も大切にしているのは「人とふれあうこと」ですね。そして、「劇場」という場所は、そんな人と人のふれあいを最高のかたちで実現してくれる素晴らしい場所なのです。リモートでは味わうことのできない、劇場内の温度が人々の熱気でフワッと上がるあの瞬間、一体感がたまりません。その瞬間に向けて創作を続けています。 * * * * * * * * * * 後編は作品についてや上演の舞台となる江戸川区についてお伺いいたします。 お楽しみに! ...

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2021年07月16日

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2021年07月16日

主催共催公演

らくごワークショップ開講!

7月3日(土)より、全5回のらくごワークショップが始まりました! 小学生から大人まで年齢も様々な、16名の皆さんが参加してくれました。 まず、ワークショップの始まりはお辞儀から。 高座はお辞儀に始まりお辞儀で終わるので、とても重要です。 それから、扇子と手ぬぐいを使った基本の仕草や小道具の見立て方を練習した後、 小噺を覚えながらオチのある話のしかたなどを学びました。 (写真は、仕草のコツを勉強しているところです!) 受講生は真剣に、時には笑いながら落語に挑戦することを楽しんでいました。 人前で話すことは緊張しますが 受講生皆、大変上手に話していたのが印象的でした。 そんなワークショップの集大成! らくごワークショップ2021発表会は、8月1日(日)13:00から小ホールで行います。 どうぞお楽しみに!...

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2021年07月13日

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2021年07月13日

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【イベントレポート】第145回江戸川落語会

【「第145回江戸川落語会」の様子をご紹介いたします】 6月28日(月)大ホールにて 「第145回江戸川落語会」が行われました。 今回の江戸川落語会は...... 開口一番、前座の鈴々舎美馬さん。 大ホールいっぱいに響く「金明竹」の早口台詞で、お客様も思わず笑顔になりました。 続いて、弁財亭和泉師匠(三遊亭粋歌 改メ)。 今年の3月に真打昇進披露興行を行った和泉師匠。 披露興行の様々なエピソードを交えた、おめでたい雰囲気から、自作の新作落語へ。 「箱の中」は、日常のアルアルネタが盛りだくさん。ついつい笑ってしまいます。 本日も華やかにご登場の古今亭文菊師匠。 「青菜」で、江戸時代へタイムスリップ。夏の一風景がのんびりと描かれました。 鈴々舎馬るこ師匠は、いつも通りの躍動感あふれる高座。 「八幡様とシロ」は、ユニークなキャラクターの八幡様と犬の掛け合い! シュールですが、いつの間にか物語に惹き込まれてしまいます。 橘家圓蔵師匠の思い出話や「笑点」の裏話で沸かせた林家たい平師匠は、「猫の災難」。 お酒をめぐる江戸時代の庶民のやり取りで、お客様は大笑い。 笑いのネタはいつの時代も変わらないですね。 写真は、演者の皆様がソーシャルディスタンスをとっている楽屋の様子。 ご来場、誠にありがとうございました。 ...

  • 古今亭文菊
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  • 弁財亭和泉
  • 林家たい平
  • 江戸川落語会
  • 落語
  • 鈴々舎馬るこ

2021年07月04日

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2021年07月04日

主催共催公演

HARUKAの"おうちでぶんか"しよ!#2

アナウンサーの森遥香さんが司会のyoutubeチャンネル 「HARUKAの"おうちでぶんか"しよ!」にて江戸川落語会の紹介をいたしました。 門外不出で普段は見ることのできない「根多帳」も今回はちょっとだけご覧いただけます。 (日曜夕方でお馴染み、あの番組のお話も......!?) 江戸川区民にはお馴染みの「あの食材」を使った和菓子もご紹介しております。 是非是非ご覧ください~! ...

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2021年06月19日

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2021年06月19日

主催共催公演

イベントレポート 【えどがわ能】

【5月15日(土)えどがわ能 能 『景清』 狂言 『二人袴』】の様子をご紹介いたします 5月15日(土)大ホールにて「えどがわ能」が開催されました。 待望の「えどがわ能」は、梅若実さん、野村萬斎さん、山崎敬子さんの鼎談で始まり、 続いて天真爛漫な聟とそれに慌てる父親のやり取りが愉快な狂言「二人袴」へ。 休憩を挟んでから、紋服姿で能の一場面を表現する「仕舞」が三曲続き、 景清の娘・人丸と景清の再会と離別が心を震わせる能「景清」で幕を閉じました。 「解説があったので、緊張せず楽しむことができました」 「二人袴で久し振りに笑いました」 「仕舞には、とても心が和みました」 「人丸と景清が別れる場面で涙が出ました」 「江戸川区で伝統芸能に触れることができ、本当に良かったです」 などのお言葉をたくさんいただきました。 ご来場くださいました皆様、ありがとうございました! ...

  • えどがわ能
  • 大ホール
  • 狂言
  • 能楽

2021年05月28日

  • えどがわ能
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  • 能楽

2021年05月28日

主催共催公演

【写真で観る能楽展】開催中!

5月15日(土)開催の「えどがわ能」にさきがけて 総合文化センター1階中央ロビーでは【写真で観る能楽展】を 開催しています。 「えどがわ能」に出演する人間国宝・梅若実さんの舞台姿を 能楽師・松山隆之さんによる解説で鑑賞できる写真展です。 深みのある能楽の世界が写し出された写真を多数展示しています。 お近くにお越しの際は、是非お立ち寄りください。 【写真で観る能楽展】開催中! 江戸川区総合文化センター1階中央ロビー 入場無料 9:00~22:00 ※開催日時は施設の営業時間に準じます ※最終日 5月15日(土)は16時まで 「えどがわ能」5月15日(土) 13:00開演! 【えどがわ能】公演ページはこちら ...

  • えどがわ能
  • 中央ロビー
  • 写真展
  • 能楽

2021年04月23日

  • えどがわ能
  • 中央ロビー
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2021年04月23日

主催共催公演

【イベントレポート】能楽ことはじめ

【4月11日(日)「能楽ことはじめ これだけは押さえておきたい5つのこと~えどがわ能の魅力~」 の様子をご紹介いたします】 4月11日(日)研修室にて 「能楽ことはじめ これだけは押さえておきたい5つのこと  ~えどがわ能の魅力~」が開催されました。 当日は、能楽に関わりの深い「陰陽五行」や「五番立(演目の分類)」など 能楽に散りばめられた「5」にまつわる事柄を中心にお話が進みました。 作品の構成・意図・成立ち・登場人物・囃子のリズムなど、基本から応用までと幅広い解説で、 能楽の理解が深まる内容でした。 また、能楽師、松山隆之さんによる実演が好評で、 実際に能舞台で使われる道具、衣装を用いての説明に ご来場のお客様もじっくり見入っていらっしゃいました。 さらに、5月15日に開催される「えどがわ能」の演目についても 能、狂言、仕舞に至るまで余すことなくたっぷりとお話いただき、 「えどがわ能の見どころが分かり、公演がよりいっそう楽しみになりました」 「能楽に用いられる色の意味についてのお話が面白かったです」 「能の見どころが分かりました。えどがわ能が楽しみです」 などのお言葉をたくさんいただきました。 ご来場くださいました皆様、ありがとうございました! 待望の「えどがわ能」は5月15日(土)13時開演です。 追加販売チケット絶賛発売中! えどがわ能公演ページはこちら ...

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  • 研修室
  • 能楽
  • 講座

2021年04月19日

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2021年04月19日

主催共催公演

【イベントレポート】公開リハーサル
<日本フィルハーモニー交響楽団>

【4月12日(月) 「公開リハーサル 」の様子をご紹介いたします】 4月12日(月)大ホールにて 「公開リハーサル」が開催されました。 曲目は、チャイコフスキーの「交響曲第5番 ホ短調」。 マエストロ小林研一郎さんによるパワフルで熱のこもった指示が会場に響きます。 指揮台の軽やかなお姿は、とても傘寿を過ぎていらっしゃるとは思えません。 音の強弱や勢いなどを少しずつ確かめながら曲の完成度を高めていく様子は 本番さながらの緊張感と重なり、改めて貴重な時間であることを実感しました。 「1時間があっという間でした。もっと聴きたいと思いました」 「迫力に圧倒されました」 「久しぶりの生オーケストラに感動しました」 など、興奮冷めやらないお客様からたくさんのお言葉をいただきました。 本日の公開リハーサルをきっかけに、今後もオーケストラに興味を寄せていただき たくさんのコンサートを楽しんでいただければ幸いです。 ご来場くださいました皆様、ありがとうございました!...

  • クラシック
  • 大ホール

2021年04月13日

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2021年04月13日