【イベントレポート】第146回江戸川落語会
主催共催公演【「第146回江戸川落語会~一之輔たっぷりの会~」の様子をご紹介いたします】
9月7日(火)大ホールにて
「第146回江戸川落語会~一之輔たっぷりの会~」が行われました。
今回の江戸川落語会は......
開口一番、前座の古今亭菊一さん。
和尚と珍念のやり取りが微笑ましい「転失気」からスタート。
続いて、江戸川落語会に初登場の桂宮治師匠。
"パワフルな"を体現したような師匠は、
マクラから客席の心をがっちり掴み、熱気のままに本編「つぼ算」へ。
江戸川落語会で初トリを務める春風亭一之輔師匠。本日の一席目。
師匠曰く、「江戸川落語会の創始者、橘家圓蔵師匠がご存命なら
(もっとちゃんとした人を呼ぶから)宮治師匠のような人は呼ばないな」
などと仰るので、客席は大爆笑。
圓蔵師匠もきっと舞台袖で大笑いされていたことでしょう!
一之輔師匠の「蟇の油(がまのあぶら)」はなんといってもその描き方。
主人公の悲喜こもごもに、魅力が溢れ出ていました。
お仲入りをはさみ、春風亭正太郎 改メ 九代目春風亭柳枝師匠。
真打になって初めての江戸川落語会の高座です。
表情は輝き、めでたい空気感をまとっていらっしゃいます。
歌舞伎の話がでてくる「七段目」は、
舞台袖から聞こえる効果音で、臨場感たっぷりの演出でした。
そして、トリの一之輔師匠は「不動坊」。
仲のよい男女に、妬きもちをやく男子たちの"ハチャメチャぶり"がたまりません。
気心の知れた本日の出演者の皆さん。
見事なまでの連携プレー!爆笑の連鎖で終演しました。
写真は、楽屋の様子。(宮治師匠がお帰りになった後)
ご来場、誠にありがとうございました。