【イベントレポート】第143回江戸川落語会
主催共催公演【「第143回江戸川落語会」の様子をご紹介いたします】
2月24日(水)大ホールにて
「第143回江戸川落語会~笑撃!大ホールで生志・兼好・一之輔・天どん~」が行われました。
新型コロナウィルスの影響により、現在4か月連続で開催中の「江戸川落語会」です!
今回は、「落語協会」から春風亭一之輔師匠と三遊亭天どん師匠、「五代目円楽一門会」から
三遊亭兼好師匠、「落語立川流一門会」から立川生志師匠が登場。
それぞれの流派を背負って立つ看板スターが一同に会しました。
3月上席より二ツ目昇進の林家きよひこさん。
気風のよい口振りでスタートダッシュ。三遊亭天どん師匠に繋ぎます。
天どん師匠は、江戸川に、池袋のハーブの風を颯爽と吹かせました。
そして、一之輔師匠へバトンタッチ。
天どん師匠と一之輔師匠の名物(?)、和気藹々とした絡みがあった後、一之輔師匠は男女の話へ。
純朴な主人公の驚くべき変化に息を飲みました。
兼好師匠は、「前半は乱暴な人たちが続きましたね~」とおどけながら
いつの間にか兼好ワールドへ導きます。
長屋の人々がなんて生き生きとしているのでしょう!
そして、トリは生志師匠の「文七元結」。
深みのある味わいを醸し出されていました。
お客様から、涙が出ました、というお声もありました。
橘家圓蔵師匠(月の家圓鏡師匠)が目指した「旬の落語家たちをご近所でたっぷり楽しめる会」は
35年以上たった今も、脈脈と受け継がれています。
ご来場、誠にありがとうございました。